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Glassy and Mellow #1

更新日:2021年11月18日

プロローグ




始まりは『ビッグ・ウェンズデー』だった。



ご存知の方は多いと思うが、カリフォルニアの海辺の町で、60年代のサーフィンライフを題材にしたジョン・ミリアス監督の青春映画である。


夜明けのビーチから始まる物語は、サーフィンとパーティに明け暮れる日常から、メキシコへのサーフトリップ、ベトナム戦争への出征と友人の戦死。青春の終わりと、それぞれの道。


時代は移り変わり70年代になる。そして『そのとき』がやってくる・・


物語が、センチメンタリズムに過ぎると言う人もいたが、僕には大人になることへの意味を問うメッセージだと感じた。

映画として大好きな一本であるが、なによりそこに描かれているモノに憧れた。カリフォルニア、マリブ、ビンテージのロングボード、60年代の車、アメリカンダイナー、パーティ、60sファッション…etc。




10代後半に観た映画が、いまだに頭の中に住みついているのは不思議なものだが、サーフィンへの憧れというか慕情にも似た想いを抱いたことは事実である。

時を経て、2011年の春。海辺の町に移り住んだ。ずっと海の近くに住みたいという思いはあったが、『ビッグ・ウェンズデー』を初めて観た日から30年あまりが経っていた。






移住をきっかけに、サーフィンを始めた。50手前からの波乗りである。若い頃に何度かサーフィンをしたことはあったが、ショートボードでスクールなどの無い時代だったので、まともに乗れる代物ではなかった。

ロングボードを手に入れて近くの海に通った。最初の1年程は板の上に立つのがやっとというか、少し滑れて大喜びという感じだったが、海に入って波待ちしているだけで至福の時間を過ごすことができた。

中古で3万円の9’6”ロング(シングルスタビ)から始めたが、(ビッグ・ウェンズデーの影響か)ロングはシングルフィンに限るとスタビライザーを取り去って使っていた。

なかなかテイクオフ出来ないのは板のせいだと、新しいボード(中古です)を購入しては、また次の板を物色するというルーティンにはまった(サーファーあるあるですね)



そんな中で一番気に入ったのが、デューイ・ウェーバーのパフォーマー。

テイク・オフ最強の触れ込みで紹介されていたものが、近くのサーフショップに売られていたのである。長さは 10フィート。幅は24インチ超でニーパドルも楽勝である。



ずいぶん長い間、このボード(パフォーマー10’)に乗り続けてきたが、いかんせん重いボードなので、持ち運びに苦慮する。なので時々、違うボードに手が伸びるのだけれど、やはりパフォーマーが一番だと戻ってしまう。そんな日々を過ごしていた。



5年ほど前、ロングのソフトボードを手に入れた。長さは9フィートで、幅も24インチある。スクールでよく使われているタイプで、見ためはあまり良くないのだけれど、これが実に楽しい。

テイクオフはもちろん、ボトムターンからノーズライドまで出来る。これまで初心者用だと敬遠していたが、ソフトボードへの印象がガラッと変わった瞬間であった。

PUボードと感覚が違う部分はもちろんあるが、それを差し引いたとしても試してみる価値は大いにある。多少乱暴に扱っても大丈夫なボード扱いの気楽さ、ダンパーに突っ込んでも怪我しにくい安全性なども優れた点といえるだろう。

ここ最近のソフトボード人気は、ビーチで見かけるソフトボードの多さを見ると明らかである。その比率は、多い時には半数に迫るのではないかと思う(高知県・生見ビーチ調べ)

もはや、サーフボード新時代といっても過言ではないだろう。



ソフトボードの開祖であり王者として君臨する『キャッチサーフ』

カリフォルニア発のポップでキュートなソフトボードブランドである。

キャッチサーフには、様々なタイプとボードサイズが存在するが、その中でも最大サイズの10フィートのキャッチサーフを手に入れた。サーフキャンプシリーズ(スクール・エディション)としてのラインナップでトライフィン仕様ではあるが、その浮力とポテンシャルの高さに圧倒された。



ウッドの3ストリンガーとエッジの効いたレール。いままで乗っていたソフトボードとは別次元である。さすが元祖ソフトボード!!と感無量だった。

一瞬で気に入って、自身のマジックボードとなった キャッチサーフ10ではあったが、いくつか不満な点もあった。



まずはフィンについて。

クラシック志向の僕にとっては、やはりロングボードはシングルフィンに限る。なので、後付けのシングルフィンボックスに改造したが、そのルックスはイマイチである。

次に、カラーについて。

10フィートは、スクール・エディションのみのラインナップなので仕方がないが、スクール用というロゴとデッキカラー(ボトムはキャッチサーフならではのポップなチェックカラーである)

もっとシックでクールな(例えるなら、遠目に見たときにスポンジボードと気づかない様な)カラーリングで、シングルフィン仕様があったら最高なのになぁ・・と思ったのが正直なところであった。

(次回につづく)


by kenji.k 2021




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