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Glassy and Mellow #2

更新日:2021年11月18日

プロローグ 2




(前回の続き)


10年前にサーフィン(ロングボード)を始めて、

様々なタイプのロングボードからスポンジボードに至るまでの経緯を書き記してきた。

参考までに、乗ってきたボードを羅列すると・・


SWAMI’S 9’6”、NSP11’0”(EPS)、BIG7’6”(EPS)、ソフテック9’0”

デューイウェーバー・パフォーマー10’0”、ダノー・ホッグ9’10”

ベルジー9’7”、クライム・スタビー8’5”、メーカー不明ロング9’2

キャッチサーフ10’0、同プランク9’0


10年で10本ほどのボードを所有した計算になる。


これが多いのか、そうでも無いのか、僕にはわからない。


何本かは手放したが、ほとんど乗らないボードが何本も手元にある。







所有したボード以外にも友人に借りたり、レンタルして乗ってみたロングも何本かある。



ハワイ(ワイキキ)で、ベアーの12’0 やミッキームニョスの 13’0 など、

超ロングなボードをレンタルして乗ってみたが、さすがにデカ過ぎると思った。

もはやSUPというか小船に乗っている感覚だった。




色んなロングボードに乗ってみて分かったことは、

浮力とロッカーバランスの関係で、テイクオフのスピードは変わるということ。

ボードの長さとテイクオフは必ずしも比例しないのだ。



なぜ、テイクオフに、こだわるかというと。波に乗れて初めてサーフィンと言えるから、

というか、サーフィンはテイクオフから始まるからである。



テイクオフ出来なければ、サーフィンは出来ない。

サーフィン界の帝王と呼ばれるケリー・スレーターですら、

テイクオフが最も重要だと語っている。



ボトムターンもカットバックも

テイクオフが出来てはじめて可能になるのである。





話を、グラッシー&メロウというブランドについてに戻そう。



5年ほど前に、手作りのサーフワックスを作って販売した。




ミツロウとパームオイルと松ヤニを主原料に、ココナッツオイルとバニラオイルで香りをつけた天然素材100%のワックスである。




このワックスのブランド名(製造元)として、

グラッシー&メロウという名前を考えて命名したのが始まりである。









グラッシー&メロウとは、共にサーフィン用語で、

グラッシー・・・鏡のような水面(面ツル)

メロウ・・・ゆったりとした豊かで穏やかな波(うねり)

といった感じだろうか。



グラッシーでメロウなコンディションというのは、なかなか無い(特に日本では)ので、

そんな特別な日に当たると最高に幸せな波乗りが楽しめる。


ロングボードには打ってつけというか、最適なコンディションなのである。








サーフィンを始めて数年経った頃から、自分でサーフボードを作ってみたいと思い始めた。



昔から物作りが好きで、釣具(ルアー)を自作して、いつしか生業となり25年が過ぎた。




quiet funk craft works (since 1995 )


ルアーブランドの基本コンセプトは、『地味・派手』

『自分自身が欲しいものを作る』

『欲しくても売っていないモノ』









サーフボードも同じように作りたいと考えたのである。




しかし、サーフボードを実際に作ってみようと、スタイロフォームを貼り合わせてブランクを作りかけたが、接着後に大きく反ってしまいモノにならなかった。また、ロングボードは大きくて自前の工房での作業は難航を極めた。

専用の作業場が必要だと、近くで倉庫のような場所を見つけて契約する際、サーフボードを作ると伝えたら断られた。粉塵と騒音、溶剤の臭いなどで地域住民とトラブルになった事が過去にあったらしい。

確かに、ポリウレタン樹脂の臭いは強烈で、マスクをしないと倒れそうになるし、プレナー(電気カンナ)の音は耳栓無しでは難聴になりそうな程である。近くに人が住んでいる場所では難しいと思い至った。

付近にサーフスポットが点在する関係で、サーフボードを作っている工場がいくつかあるが、その多くが山の中や人里離れた場所にある理由が納得できた。

趣味の延長でサーフボードを作るという夢は、いつしか遠のいていった・・・




そして、数年の時が経過し、キャッチサーフを手に入れた。


それから、ほぼ毎回のサーフィンがキャッチサーフ中心になった。

硬いPUボードは、気が向いた時にたまに乗る程度である。


ソフトボードの何が良いのかというと、

取扱いの気軽さとテイクオフの速さに尽きるだろう。






砂浜でボードを引きずって歩き続けても(カリフォルニア・ロコスタイル?)

びくともしないし(PUボードでコレをやって何度も穴が空いた)タルい小波でも十分楽しめるのだ。






波乗りを始めて、新しい友人が何人かできた。そのほとんどが同年代(40代後半~60代前半)のサーファーである。彼らの多くは、若い頃にサーフィンをやっていて、少しブランクがあって、再びサーフィンを始めたという人が多い。

中年になって、ロングボードなら出来るだろうと再開したサーフィンであるが、思うように乗れないと嘆く声をよく聞く。昔(若い頃)の記憶が、その原因であろうと推察する。

体重の増加と筋力の衰えもあるかもしれないが、ボードの浮力が足りないように見えてならない。幅も厚みも無いシュッとしたロングボード。見た目はスマートでカッコいいのかもしれないが、乗れなくては楽しくない。そして、少しづつサーフィンから足が遠のく・・

そんな場面に遭遇した際、キャッチサーフなら楽しめるのに・・

と、勧めたくなる衝動に駆られる。



ロングボードとは、9フィート以上のサーフボードを指すらしいが、考えてみてほしい。

体重45kgの女の人と、体重75kgの中年の男が、同じ体積のロングボードに乗って

パドリングしても、同じようにボードが進まないのは明らかである。


45kgの人が乗るロングボードが、9’0” だったすると、75kgの人が乗るロングボードは、10’0” であっても何ら不思議ではない。



【 お知らせ 】




昨年、ふとしたキッカケで知り合ったNAKISURFの船木氏。

まさかの展開で、Teeシャツやルアーなどのコラボが実現した。


ある日、NAKIさん(船木氏)と雑談していた時のこと。

キャッチサーフの話になり(NAKISURFはキャッチサーフの代理店である)、

何気なく聞いた話に耳がダンボになった(表現が古くてすみません)


なんと、キャッチサーフのオリジナルモデルを別注できるという話である。

それも、カタログには無い10フィートのシングルフィンも可能だという。

そして、デッキとボトムのカラーからロゴカラーまでも指定できる。


僕自身がずっと欲しかったモデル。この機会を逃す訳にはいかない。

さっそくカラーを決めて、NAKIさんにオーダーして欲しいと伝えた。




本数限定で、その数は極少量ではあるが、

キャッチサーフ初の10ft.シングルフィンの誕生である。

おそらく世界初。

なにより、僕自身がこのうえなく嬉しい。


遠目にみてソレと分からず、

近くで見ると、おぉ・・キャッチサーフ!?

という感じを想像した。

鳥肌が立つ想いであった。




copyright by kenji.k 2021




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